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今回は二酸化炭素についてお話ししたいと思います。

二酸化炭素は地球温暖化の原因の一つですね。地球上では1800年ごろから、石油・石炭などの化石燃料の使用が増えた結果、大気中の二酸化炭素の濃度が上がり続けています。

二酸化炭素には温室効果があり、この温室効果のおかげで地球の平均気温は14℃程度に保たれています。
この効果がないと−19℃ぐらいになると考えられています。
温室効果ガスには二酸化炭素以外にはメタンなどがあります。
二酸化炭素はこのたった100年余りのあいだに急に増えました。1750年頃の二酸化炭素濃度は280ppm(1ppmは0.0001%なので280ppmは0.028%)でしたが、2013年には400ppm(0.04%)を超えました。

さて、二酸化炭素の濃度測定を行い始めたのは約60年前ですが、何十万年前もの二酸化炭素濃度もわかっています。でもどうやって何十万年前もの二酸化炭素の濃度がわかるのでしょう。

そのカギは南極にあります。
南極やグリーンランドに万年雪や広い範囲のところに厚い氷がありますが、ここに万年雪や氷ができた当時の空気が閉じ込められています。
またこれらの氷や雪にはそれぞれの年代を特定する跡があります。
こうして、氷の中に閉じ込められた大昔の空気を測ることで、現在では約70万年前ぐらいの空気の成分について調べられています。これは3000mぐらい下の氷から得られたものです。
南極の氷は厚いところで何と4500mもあります。

ここに昔の空気が閉じ込められていると思うと何だか不思議な感じがしますね。

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