こんにちは。個別指導グノリンクの「リンクペディア 3分コラム」を読んでくれてありがとうございます。
グノリンクには東京大学を目指す生徒が多く通塾しています。
東京大学合格に向けて、東大に合格する人に見られる特徴をシリーズとして紹介していきたいと思います。
今回は、勉強する際の目的意識に関する記事です。
彼らは総じて目的意識が強いと言えます。
それは論理を習得する時にも現れています。
予想されることですが、彼らは論理的に思考を組み立てていくことが上手です。
では、彼らはどのようにして論理を学んでいるのでしょうか。
東大に受かる生徒の特徴として、論理について一歩引いた視点から見ることができる点が挙げられます。
一歩引くことができていない状態とは、一つの論理を習得することのみに囚われてしまって、状況に応じて論理の使い分けができていない状況を指します。
一方で東大に受かる生徒に共通している一つの傾向として、ある一つの論理を使う方向で頭を使うモードとどの論理を使うかを考えるモードという二つの仕方で頭を使うことができています。
言い換えれば、ある考え方を学んだ時に、それがどのような問題に対して使うことができるのかを考え、それを含めて吸収するのです。頭の使い方のルールだけではなく、頭の使い方のルールを使い分けるルールまで含めて考えている。
このような特徴が彼らにはあります。目的意識が明確でないとこのような頭の使い方はできないでしょう。
また、目的意識の強さはもう一つ異なる傾向を生み出します。
それは、わかることとできることの区別です。
受験で成功する傾向にある生徒たちは、わかるだけでは良しとしません。
ある解法がわかることとそれを実際に自分で再構築できることは異なるとわかっているためです。
彼らは本番で自分の力で同じことができるのかという問題意識を持ち、自分でできるようになることを目的として日々の勉強に取り組んでいます。
その方法として、順序を意識することがあるようです。
論理的に考えることには少なくとも正しい順序で考えることが含まれます。
「まずあれをして、次にこれをして…」という形で問題へのアプローチを整理することで、
彼らはわかるからできるへの移行を実践しているようです。