こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
今日は表の書き方について考えてみましょう。
算数の問題を解くときに数値の比較を行う場合に簡単なものでも暗算だけで行おうとせず、まず比例の関係があることをなどを表す式を書くと思います。それが増えてくると比較が難しくなってくるので表を書いて整理するようにするといいでしょう。
よく使うものでは速さの問題でA君とB君が移動するときA B(比較の対象)を書きその下の行に速さ 速さ比と書く。例えばA君が分速60mでB君が分速48mだとします。
A | B | |
速さ | 60 | 48 |
速さ比 | 5 | 4 |
この後 P地点とQ地点などのように同じ距離を移動する場合は時間の比がその逆比となって入ります。
A | B | |
速さ | 60 | 48 |
速さ比 | 5 | 4 |
時間比 | 4 | 5 |
と、このあたりで「こんな簡単なこと5年でやったよ!」という人もいるかも知れませんが、この「表」がこれから特殊算や理科で大きく活躍することになります。
まずは算数で時計の進み・遅れの計算については「正しい時間と遅れる時計の時間」の比較や、2人の人が歩くときの「歩幅と歩数」の比較などで使えます。
また理科では物理分野のばね計算での「長さ、のび、重さ」の比較や、化学分野の溶解度計算での「温度(これは比例ではないが)、水の重さ、溶質の重さ、溶液の重さ」の比較のため表を書くことで大幅にわかりやすくなり、計算や見直しも楽になります。
例えば本棚の本が整理されていると目的の本が取り出しやすいように、数字を見やすく並べておくとほしい数字がとてもわかりやすく取り出せるようになり、間違いも減ってきます。
算数は解くときに「表を使ってはいけない!」というルールはありませんのでどんどん便利に使って見やすく楽に解けるようになりましょう。
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