こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう!

 

物事を知る時、また学ぶ時に「何がわからないか」「どこの部分の知識が足りないか」ということが明確に有る場合は、ある程度の知識や認識が既に有り、或いは思考していて、その事柄や出来事の認識に下地がある、ということになります。

どの部分が分かりにくいか、知りたいのか、を伝えることが出来るので、更に深い知識を得ることが出来、身に着けることが出来る方に運びます。

 

ところが何も思考していない、わからない、理解しようとしていない事柄に関しては、探るべきポイント、補うべき知識が何なのかも分からず、「何がわからないかわからない」という状態になってしまいます。

それはもう興味もわかず、例え説明されたとしても、ただ退屈な時間に過ぎず、苦痛さえも伴うかも知れません。

 

これは学習でも言える事ではないでしょうか。

 

真剣に取り組み学習が進んでいく途中に、「質問(何がわからないか)は生まれる」のです。

思考しない状態の時には、何も引っかかるところは出てきません。

 

お勉強をしていて一回解かりかけたのに、設問の形が変わると煙に巻かれたようにその答えが見えなくなってしまった経験をしたことがありませんか?

これは確実な定着を控えた前段階でとても大事なステップです。

この時には何がわからなくなってしまったか説明が出来るはずです。

国語の読解でも、思考したあとなら「何が足りないのか」「どこを見るべきだったのか」を知りたくなるはずなのです。

 

どの教科においても「何がわからないのか」というところまでしっかりと思考して学習を進めましょう。

学習は質問を生み、そこから確実な定着が生まれるでしょう。