こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
今回は星(恒星)の終わりについてお話ししようと思います。
星の寿命は星の質量(簡単に言うと重さのようなものです) によって変わってきます。例えば太陽の寿命は約100億年と考えられていますが、太陽の半分の質量の恒星は太陽の8倍の約800億年程度、太陽の2倍の質量の恒星の寿命は約13億年程度、太陽の10倍の質量の恒星の寿命は約1000万年程度と考えられています。つまり質量が大きいほど寿命は短くなります。生まれたときの質量がちがうだけでこんなにも寿命がちがうのです。
ではどのようにして恒星は一生を終えるのでしょう。燃料である水素がなくなると赤く巨大化します(これを赤色巨星といいます)。ここからは質量によって星の運命は大きく異なります。太陽の1~6倍くらいの質量の星は少しずつガスやチリを放出して地球程度に小さい白い星になり、ゆっくり冷えていき暗く見えなくなり一生を終えます。これよりも質量が大きい星は自分の重力にたえきれなくなって大爆発を起こします。これを超新星爆発といいます。そして太陽の8~20倍ぐらいの質量の星は中性子星という小さいけど重い星になります。ピンポン玉1個分の重さが数千億トンにもなります。さらに太陽の10~20倍以上の質量の星はブラックホールになります。
星が一生を終えるときに放出されたガスやチリなどは次に生まれる星の材料となります。このように星は生まれては終わり、そのときに放出したガスやちりなどを材料として生まれ、繰り返し続いていくのです。