こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう!
秋になると6年生の皆さん、また5年生の皆さん向けにもいろいろな模擬試験が実施されます。
通常通っている塾では無く、受験者数の多い模擬試験を受けることは自分の実力や理解力に向き合うことの他に 同学年の中での立ち位置なども知る良い機会ですね。
さて、他塾の模試だからきびしく採点されちゃうのかな?と思う生徒さんも多いようですが、勿論そんなことはありません。
普段の実力試験も含めて、きちんと伝わる文章を書いていれば、その内容について判断され、評価されます。
ではなぜ思ったより記述で点が採れていないことがあるのでしょうか。
それは、あなたがせっかく理解して書いたつもりの内容が、しっかり文章に託されていないからではないでしょうか。
気持ち、理由、内容理解、いずれの設問も採点者に確実に説明がつく、伝わる文章を作ることが出来ないと、そして頭の中で考えまとめた内容が言語化されていないと、もどかしく悔しい思いをすることになってしまいます。
解答・解説を見て(或いは聞いて)え・・・分かっていたのに、、、、とか、同じことを書いたつもりなのに。。。という場合は主語がはっきりせずねじれて分かり難い、圧倒的に言葉が足りず伝わっていない、思い込みで説明になっていない、設問の条件が理解できていない、などが原因ではないでしょうか。
普段私たちが使っている日本語、また日本人の特性、気質としては、気持ちを汲む、空気を読む、場を読む、ということが日常的に行われています。
しかし国語での記述はそうはいきません。
設問に対してしっかりと一つ一つ丁寧に言葉を置いていかなければなりません。
国語の記述が苦手、と思い込む前に、まず一題でもしっかりと確認して伝わる文章になっているのか確認し、取りこぼした部分点を取り戻すことで、点数を少しずつ伸ばしていくことが出来る事に気がつきましょう。
新しい別の問題に当たるより、折角一時間かけて取り組んだテスト問題の直しをしっかりすることがとても大切です。
その時には理解した、で終わりにせず、必ず記述すべきだった内容を含めて文章全体の「書き直し」をしましょう。一語いれるだけでも文章の形を変えなければいけない場合もあります。
国語は足し算が意外と難しい教科なのです。