こんにちは!個別指導グノリンクの『リンクペディア小学生コラム』を読んでくれてありがとう。
サピックスやグノーブルに通う6年生の皆さんは土特の授業が始まりましたね。土曜日が一日拘束されてしまう上に勉強量も増え、難易度も上がり、少し大変だと思っている人もいるかもしれません。
土曜特訓の国語の教材は通常授業の記述がメインの教材に比べると、心情の選択問題や抜き出し、段落分け、指示語の内容把握、知識問題など、記号や短い言葉で解答できるような問題が扱われています。組分けテストやグノレブに比べても記述が少なめの問題のように感じられます。
少し先の話ですが、夏休みのころになると、有名中学入試問題集に取り組むことになります。
実際の受験本番の入試問題に触れることが目的で、サピックスでは試験のタイプをAタイプ・ABタイプ・Bタイプの3つに分けています。
Aタイプは設問の大半が情報処理を中心とした客観的な問題、ABタイプは記述問題の分量が全体の20~50%程度、あるいは自分で考えて答える記述問題などが出題、Bタイプは設問の大半が記述式の出題、または本文全体の内容をふまえて答える記述問題も出題、というように分類されています。
土特の問題はこの分類でいうとAタイプになります。
男子御三家や筑波大附属駒場、栄光また女子校の場合、桜蔭、雙葉、鷗友あたりを受験校に考えている皆さんが、この出題傾向の分類をもとに考えると「志望校はBタイプなのにAタイプの土特の勉強、やる必要あるのかな」と思ってしまうかもしれません。
だんだん受験が実感できる時期になったからこその感想だと思うのですが、志望校は複数校出願することも考えておいてほしいのです。
男子御三家の併願校としても人気の聖光、浅野、海城、また大学付属校の中でも難関の慶應普通部、中等部、早稲田、早稲田高等学院、女の子の場合も豊島岡、浦和明の星、立教女学院、大妻がAタイプです。
記述問題ばかり取り組んでいると、選択肢の問題を解くコツや知識問題、また問題を解く際の時間配分などが抜けてしまうかもしれませんね。
夏以降はまた教材の優先度が変わってくると思いますが、今の時期は頑張って土特の教材にもチャレンジしてみてください。記号や漢字が主流なので丸付けは比較的しやすいと思いますよ。


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