こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今日は【過去問の復習の仕方】についてです。

一度解いた過去問、みなさんはどのように復習していますか?

「算数ならばできるまで解き直しをするけれど、国語は丸つけをして答えを知っているのに、やる必要があるの?」

そんな声が聞こえてきそうですね。しかし、国語の復習は必須です。

まず答案を開いてみてください。なぜその答えになったのか、正解の理由を自分で説明できますか。あるいは、自分が間違えた理由を説明することができるでしょうか?

じっくりと自分の解答に向き合うことは、自分の思考のクセを知ることにつながります。つまり、「ああ、間違っているものを選ぶのに正しいものを選んでしまった」「文中から抜き出すのに自分で言葉を書いたな」などと、ミスの傾向を自分自身が知ることが大事なのです。

そして、設問者が聞いていることがどういうことだったのか、どう答えれば良かったのかを再確認した上で、もう一度本文を読みましょう。見えなかった著者の言いたいことが見えるまで何度も読むことです。できるまでやる、わかるまでやる、そういう地道な努力が必要なのです。漢字や文法や慣用句、四字熟語や言い回しを覚えるだけが国語の復習ではありません。

【丸つけて 終わりにするな 始まりだ】と心に刻んでください。過去問を解いて終わりでは、食べ散らかすのと同じことです。栄養になる食べ方をしましょう。【粉骨砕身】は苦しいですが【奮励努力】に幸あれ、です。