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「文章のジャンルの中で、どれが一番好き?」と聞くと、大抵は「物語文!」という答えが返ってくるのですが、中には「物語文が嫌い」という生徒さんもいますよね。
物語文が嫌いな生徒さんは多くの場合、登場人物の心情に共感が出来なかったり、自分に無関係な世界に興味が持てなかったりすることに苦痛を感じているようです。
しかし、中学受験の国語は、物語文を避けて通れません。
一体どうしたら、物語文を好きになれるでしょうか?
一番のポイントは、「好き」だと思える作品や作家さんに出会えることです
そのために、ぜひ図書館で色々な本を手にとってみてほしいのですが、物語文や読書に対する苦手意識が強すぎる人は、好きな映画やアニメを小説化したものから読んでみるのもひとつの方法です。
小学生のうちから本と親しむことができれば、早い段階から文章に対する免疫が付き、語彙力も養われます。
それによって作られる読解の基盤は、受験に有効なだけではなく、皆さんの人生を、より実り多く楽しいものにしてくれますよ
ただし、本を読む習慣のない生徒さんが読書習慣をつけるには、ある程度長い時間が必要です。
受験の近い5年生後半~6年生には、あまりおすすめできる方法ではありませんので、気を付けましょう。
また、最初にお話しした、物語文の「登場人物の心情に共感できない」という点についてですが、これは必ずしも、「だから解けない」とか、「物語文が苦手」ということではありません。
なぜなら、「共感できない」ということは、逆を言えば、「物語の世界を、距離感を持って客観的に読むことができる」ことにも繋がるからです。
このように皆さんも、物語文を効率よく読み取る方法を身につけることで、「物語文でしっかり得点できる」、つまり、「問題が解ける」⇒「得意だから好きになる!」という良い循環が生まれますので、安心してくださいね。
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