こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
今回は国語が苦手な人に送る、文章の読み方のアドバイスです。

国語の問題の文章を読むことと読書は別物だと以前お話ししましたね。
確かに「書いてあるものを読む」という意味では同じように感じるかもしれませんが、問題文を読むことはお楽しみの読書とは全く心構えが違うということです。

まず、読むときには必ず筆記用具を持ちましょう。読み終わったときに問題文が真っ白な状態、なんてことが、「国語は嫌い」という生徒さんにはありがちなのです。
テンポよく読み進めることは大切ですが、せっかく読んだのですから解くときのヒントになるようなメモや印、書き込みをしっかりしてみてください。

物語文のときはまず登場人物に丸をつけ、次にその人物の性格や置かれている環境、登場人物の関係性がわかるようなところに線を引いてみましょう。また場面が変わるところにも大きく線を入れておくとわかりやすいですね。
登場人物に丸をつけましょうと言われると、せっせと何回ももらさず印をつけてくれる人もいますが、その必要はありません。自分がしっかり認識できたら全部やることにこだわらないでください。

逆にセリフが続くときには、誰のセリフなのか押さえておくと、大きく読み間違えることをさけることができます。
複数の人物のセリフが続くときは、話の内容に加えて、言葉遣いにも目を向けてみましょう。男の人なのか女の人なのか、大人か子供か、ということのヒントになりますね。

では場面が変わるときってどんな時でしょう?それはまた次回に。

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