こんにちは。個別指導グノリンクの「リンクペディア 3分コラム」を読んでくれてありがとうございます。
この記事では、東大や医学部、早慶等の難関大学を目指す受験生の効果的な秋の過ごし方についてのご紹介をします。

今年は例年の受験生に比べるとかなり短い夏休みになってしまった受験生もいます。夏は受験の天王山と言われるように、「夏を制するものは受験を制す」です。このようなことを言うと、計画通りに夏休みを過ごすことができなかったため、もう自分の受験は終わってしまったなどと考えてしまう人もいますが、それは大きな間違いです。なぜなら、成績が伸び始めるのはまさにこれからです。それなのに現時点で諦めたり、落ち込んでしまうのは非常にもったいない。では、具体的にどのようにすれば秋から成績を伸ばすことができるのか、具体的な方法を紹介します。

1 夏の振り返り
まず、教科毎に何をどれだけ学習したかをノート等に書き出しましょう。そして、夏の間に受けた模試やテストがあれば、模試の出来と自分が学習した内容を対応させていきましょう。ここで、大事なのは単に模擬試験での出来不出来に一喜一憂するのではなく、夏に学習した項目において得点できているかどうかのチェックです。学習した内容が模試でも出来ているのであれば、その分野の学習はクリアです。得点できていない場合は、どこに問題があったかを明確にする必要があります。理解不足なのか、解法が定着していなかったのか、忘れてしまっていたのか……etc 原因は様々なところに見出せると思います。つまり、自分自身で自分の学習の評価を行うのです。自分の認知活動を客観的に捉えることを「メタ認知」と言い、東大や難関大学の医学部に合格する生徒は、単に成績が良いだけではなくこのようなことを習慣化している人が多いです。ですので、皆さんも、意識的にこのようなことを行なっていくことで、夏の学習をこれからに活かすことができるようになります。

2 科目別テーマの設定
さて、①の方法で自分が効果的な学習ができているか否かが分かれば、次はそれを基に秋以降の学習の計画を作成しましょう。ここで大事なのが、「〜〜模試までにこの参考書を終わらせる」といった曖昧なものにしないことです。秋から冬までは思った以上に短いので、テーマを絞って集中的にトレーニングを行う必要があります。志望校の過去問を見て、「毎年必ず出題されている分野 → 何年かに一度出題されている分野 → めったに出題されていない分野」の優先順位を付け、必要なものから取り組んでいきましょう。この時に、夏の自身の学習法の見直しから分かった弱点を参考にすれば、より効果的な学習を行う事ができます。

今回ご紹介した学習法を実践して、実りのある秋の受験生活を過ごして貰えればと思います。残り少ない受験までの日々を効果的に過ごしていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。次回の記事もぜひ読んでくださいね。