こんにちは。リンクぺディアの3分コラムを読んでくださってありがとうございます。

今回は計算力の上げ方について述べさせていただきます。

まず計算力には
素早さ
正確さ
の2つの要素があります。

大体どんなテストを解く際にも、どちらも必要になってきますね、
順に話を進めて行きましょう。

素早さの上げ方
素早さをあげるためにできることは、次の2つです。
丁寧にとにかく反復練習。
最初からスピードを上げるために暗算の練習をすることは避けた方が良いでしょう。しっかり途中式を書きつつ反復練習を行い、慣れてきたら計算ミスをしない程度に途中式を省く練習をしてみましょう。

工夫した計算を取り込むこと。
たとえば「$x=\sqrt{3}+2$のとき、$x^4-4x^3+2x^2+5x-3$の値を求めよ」のような問題です。こちらも工夫することで1分ほどで計算できます。解法の説明はここでは省略しますので、思いつかない方はじっくり考え、調べてみてください。

正確さの上げ方
どうやって自分の計算ミスに気が付くかが重要です。習慣化すべきことは、計算をしながら瞬時に数多くの確認・検算を行うことです。以下に具体的な方法を挙げていきます。

数値代入による検算
連立方程式
共有点の座標
接線の方程式(接点を通るか、傾きは直感に反していないか)
数列の一般項(初項や第二項の確認など)
概算による大まかな数値確認
分数・小数や大きな数の計算
面積計算(積分計算も含む)
複数の数値の総和
確認しやすい数値確認
分数の計算の際の分母(最小公倍数など)
整数の積の際の1の位(1の位の積と比較)
次数の確認
式の展開・因数分解(n次式×m次式=n+m次式)
Σの計算(多項式の場合は次数が1つ上がるなど)
微分・積分(多項式の場合は次数が1つ変化)
直感に反していないかの確認(これは過信しすぎないように)
場合の数・確率(多すぎたり少なすぎたりしないか、1を超えていないか)
長さや面積の計算
別解による確認
適宜実施

このリストに載っているものが全てではないと思われます。これらのような確認を、都度実施するよう意識してみてください。これが習慣になれば、間違えた計算結果に違和感を覚えるようになり、結果ミスを減らせると期待できるでしょう。

以下に計算力をあげるためのおすすめ問題集をいくつか記載しておきます。

・4STEP(数研出版)
→基礎から応用まで、問題数を積みやすい
・共通テスト過去問(各社)
→試験時間がタイトに設定されているため、時間配分を気にしつつ実践演習ができる
・合格る計算(文英堂)
→効率的な計算の仕方を実際に見て、類題演習ができる
・一対一対応の演習(東京出版)
→ピンポイントではあるが、非常に効率の良い計算を扱っている解答が多い

参考にしてみてください。