こんにちは。 個別指導グノリンクの 『リンクペディア 3分コラム』を読んでくれてありがとうございます。 この記事では英語の勉強法に関して生徒と講師の間で行われるやりとりをご紹介します。グノリンクの実際の授業で行われたものを念頭に創作した事例です。最後にグノリンク の授業方法について簡潔にまとめます。

質問

リスニングがなかなかできるようにならないんですけど、どうしたら良いですか。

グノリンク の授業紹介

この質問を受けて、講師は生徒と以下のようなやりとりをします。
講師  確か学校のテストでリスニングの問題が結構出ていたんだと思うんですけど、学校のテストでは何ができていないんですか。そもそも英語を聞き取れていないのか、聞き取れているんだけど問題が解けないのか。
生徒  いや、聞き取れていないですね。中学生の時はついていけてたんですけど、高校になった途端に難しくなって。
講師  なるほど。今リスニングの対策としてはどんな勉強をしていますか。
生徒 ええっと、シャドーイングですね。
講師  シャドーイングは確かにリスニングの力をつけるのに、良い訓練法だということになっていますね… 何を使ってやっているんですか。
生徒  学校の教科書に載っている長文は、CDがついているので、そのCDを聴きながらやってます。
講師  うん。それをどのくらいやってる?
生徒  もう本文を覚えるくらいですね。だから、テストで穴埋め問題とか出ても、すぐわかる。中学の時からこれはずっと続けています。
講師  それはすごい。あと、さっき聴き忘れたんだけど、テストで流れる音声は速すぎて聞けてないのかな。
生徒  そうです。早送りした音声みたいにしか聞こえないです。
講師  テストで流れる音声は、教科書の長文とは違うものですよね。
生徒  そうです。
講師  教科書のCDと比べて、テストの音源の速さはどうですか。
生徒  速いです。テストの方が速い。
講師  端的にそれが原因なんじゃないかな。だから、教科書のCDよりも速い教材を使って勉強しないと意味がない。
生徒  …なんで今までそう思わなかったんでしょうね。
講師  うん。だから、何か新しい教材を買わないといけないですね。あと、その教材を使って練習する際は、ディクテーションもやってみてください。
生徒  ディクテーションって何ですか。
講師 要するに、書き取り。聞こえた英文を書き取る。
生徒  ああ、それ中学の時学校の授業でやってました。
講師  うん、いろんな学校で採用されている方法です。今までの経験だとシャドーイングでリスニング力上がらない人にはディクテーションが功を奏することが多い。
生徒  そうですか。ディクテーション用の教材ってありますか。
講師  大学受験用のものでは、私が知っている限りはあまり良いのはないです。大学受験用のリスニング問題集を買って、それを使ってディクテーションをするという使い方で良いと思います。
生徒  はい。
講師  で、シャドーイングには今までほど時間をかけなくて良いと思います。少なくとも本文を覚えるまでする必要はない。発音をしながら長文の意味がスラスラわかるという状態になるまでで十分です。シャドーイングに費やす時間を減らして、その分で新たな教材を解いて、ディクテーションをやる。これでしばらくやってみませんか。
生徒  やってみます。何かいい教材って教えてもらえませんか。
講師  はい。

ポイントのまとめ

  1. リスニングの力をつけるための方法としては、シャドーイングとディクテーションが定番になっている。どちらかを実践してみて力が上がらない場合は、もう一方を採用してみると改善することが多い。
  2. 今までうまくいっていた勉強方法を見直した方が良い時もある。特に、ある種の勉強法が習慣になっていて、成績がうまく上がっていない場合には、講師に相談してみるとそれを見直す良いきっかけが得られる。

グノリンク の授業の特徴

以上のグノリンクの授業の流れをまとめてみます。
  1. 生徒の目標、生徒のこれまでの勉強法について情報聴取する。 
  2. その想定が正しいのかを生徒との対話の中で確かめる。
  3. 新たな勉強方法を提案し、生徒から同意を得る。この際に、教材や優先順位、どのくらい勉強すべきか、まで含めて伝える。 
このような形でグノリンクの講師は塾での授業以外の時間についても指示を出すようにしております。1つ目の情報聴取の段階が最も重要であり、グノリンクでも重視されています。