こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
前回、「1メートル」というのはもともと「北極点と南極点を結んで地球を1周した長さの4000万分の1」として決められた量であるというお話をしました。
長さの話をもっと広げていくと、単位としてなじみ深いのは、算数でよく使う「センチ」や「ミリ」でしょうか。
もちろんご存知だと思いますが、「センチ」は「cm」と書き、正式には「センチメートル」と言います。
実は「センチメートル」や「ミリメートル」「キロメートル」といった単位は、すべて「メートル」が基準となっており、それに「センチ」や「ミリ」「キロ」といった接頭語(それだけで使う言葉ではなく、他の言葉の上にくっつけて使うもの)がついているんです。
この単位につける接頭語の意味がわかると、長さや面積の単位が少し親しみやすくなります。
(なかなか単位変換の0の個数が覚えられないというひとは特に!)
代表的なものとその意味は、
「キロ(k)」=1000倍
「ヘクト(h)」=100倍
「センチ(c)」=10分の1
「ミリ(m)」=100分の1
などです。
これを知ると、「1センチメートル」は「1メートルの10分の1」、「1キロメートル」は「1メートルの1000倍」という意味になることがわかります。
また、「ヘクト」は面積の「ヘクタール」(「ヘクト」+「アール」でアールの100倍」)理科の圧力の「ヘクトパスカル」(パスカルの100倍)などで使います。
他にも、
「ギガ(G)」=1000000000倍(10億倍)
「メガ(M)」=1000000倍(100万倍)
といった更に大きいものや、
「マイクロ(μ)」=1000000分の1(100万分の1)
「ナノ(n)」=1000000000(10億分の1)
といったとても小さいものも表現することができます。
最近食べ物などで量が多いものを「ギガ盛り」「メガ盛り」と呼んだりしますが、それもこれらの接頭語がもとになっているんです。(実際に10億倍だったら食べきれませんので、量が多いというイメージとして使われています!)
接頭語のついた言葉はCMなどでもよく聞くので、知っているとイメージが湧きやすいですね。
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