こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
さて、みなさんはこんなクイズを聞いたことがありますか?

「あるところに正直村とうそつき村がありました。
正直村の村人は本当のことしか言いません。うそつき村の村人はウソしか言いません。
正直村を目指すある旅人が、正直村への道とうそつき村への道の分かれ道に差し掛かりました。
困ったことに案内板がないので、どちらが正直村への道かがわかりません。
ですが、そこに正直村かうそつき村かどちらかの村人が一人立っていました。
どちらの村人なのかは分かりませんが、質問を1つだけ答えてくれるようです。
旅人はどのような質問をしたら、正直村に行く道がわかるでしょうか」

有名なクイズなので、聞いたことがあるかもしれませんね。

もし「正直村に行く道はどちらですか?」と聞いてしまうと、正直村の村人ならば正直村への道を教え、うそつき村の村人ならばウソをついてうそつき村への道を教えてくれるでしょう。
これでは道がわかりません。

このとき、「あなたの住む村に行く道はどちらですか?」と聞けば、正直村の村人ならば正直村への道を教え、うそつき村の村人ならばウソをついてこちらも正直村への道を教えてくれることになります。

実は、このようなクイズも「論理的にいろいろな場合の可能性について考える」という面で算数的な思考を使っているのです。
お友達とこのクイズをしてみると、もしかしたら他にも「もし○○だったら?」といういろいろな可能性が考えられるかもしれませんね。

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