こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今回は保護者向けの内容になります。

 

志望校を選ぶ時に絶対にしてはいけないことの一つが、親が子供の意見を全く聞かずに志望校を決めることです。

いくら親が費用を払うとはいえ通う学校によって子供の将来に大きく影響しますし、何より6年間は子供が通うわけですから、子供の意見をある程度は尊重すべきです。

とはいえやはり子供は子供ですから、意見を全面的に取り入れるのは危険です。ではどのようにすればよいでしょうか。

 

まず子供がどのような学校に行きたいか(共学なのか男子・女子校、部活は何をしたい…等々)を聞き出し、それを踏まえて親が何校か選び、できれば親だけで学校見学(説明会等)をした上でここならと思える学校を探しましょう。

インターネットや噂などの情報は決して鵜呑みせずに自分の目と耳で確かめましょう。子供が学校見学に行くのはその後でよいと思います。

視点が違うわけですから親子が初めて学校見学に行って意見が真っ二つに割れるケースは珍しくありません。このあと意見を一致させることは中々難しいことです。ですから親が選んだ学校見学に行く前にはさりげなくいくつかのいい点と予め子供がここは気に入らないかなと思われる点を伝えておいた方がダメージが少なくて済みます。(「もしかしたら~の点は気に入らないかもしれないけど、~といういい点もあるのよ。」など)

また、ここで大事なのは両親で意見を一致させておくことです。

たまにあるのが今までほぼ母親と子供だけ受験対策をやってきたのに、入試の近くの12月、1月になって父親の鶴のひと声で志望校がすべてひっくり返ることがあります。こうなると学校別にしてきた対策も無駄になりますし、やはり受験はうまくいきません。

 

学校見学は子供にとってモチベーションをあげるものになります。あの学校に通いたいと風景を思い描くことも出来ますし、実際に中学校に行って自分の目で見る、体験することが大事です。

自分が好きなことならばまだしも、試合(目標)もないのに練習(勉強)ばかりするのはきついですよね。ですから、特に第一希望校は遅くとも6年生の夏までには決めておきたいですね。併願校も決まっていればいいですが、候補が何校かあるといいですね。

 

志望校選びはとても大変ですが、子供が多感な時期を過ごすところです。色々な人の意見も聞いて取り組みましょう。