こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
みなさんは宇宙に望遠鏡があるのを知っていますか?
地球から望遠鏡で宇宙を見ると大気がゆらいでぼやけて見えてしまいます。(例えば水が流れている川の底に10円玉を置いてそれを上から見るとゆらゆらして見えますよね、それと同じような現象です)
それをなくすために1990年にアメリカのNASA(ナサ)がスペースシャトルという宇宙船にのせて打ち上げられたのがハッブル宇宙望遠鏡です。これはアメリカのエドウィン・ハッブルという天文学者からとった名前なんですよ。
およそ3000億円をかけて打ち上げたのですが、初めは望遠鏡の設計ミスで、何と、ピンぼけしていました!
そこで3年後スペースシャトルを打ち上げ、宇宙飛行士が修理・交換して直したのです。そうして地球からは見られない鮮明な画像が地球に送られるようになり、飛躍的に宇宙の研究が進みました。
打ち上げたときは15年間使用する予定でした。ですが、何度も宇宙に行って修理して予定を大幅にこえて30年以上使用しており、さすがにあちこちくたびれてきたようです。そして2021年に1兆円以上の費用をかけてさらに高性能の後継機ジェームズウエブ宇宙望遠鏡が打ち上げられました。調整も終わり2022年の夏ごろから、つまりそろそろ運用する予定です。
先日7月11日と13日にジェームズウエブ宇宙望遠鏡が撮影した銀河などの写真が公開されました。とても鮮明で美しい宇宙の写真です。みなさんも是非検索して見てください。
今後、宇宙でどんな大発見があるか楽しみですね。