こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

ネコ科の動物であるトラとネコの共通点についてお話します。

同じ科(生物学上の分類の一つ)なので似たところが多くあります。

 

ネコの行動実験です。ネズミのおもちゃをひもで引っ張りネコの前を通過しようとすると「獲物」と考えて捕らえるのですが、どのようなタイミングでネズミに爪を立てるのかを考えてみましょう。

 

 

1 手が届き始めるとき

2 最も距離が短くなるとき

3 通過してネズミか背を向けたとき

 

答えは3です。通過してネズミか背を向けたときに襲います。ネズミの視界から自分が外れるときに襲うと成功する確率が高くなることを知っているのですね。

 

これは同じネコ科のトラも同じ行動をとるそうです。タイやミャンマーの山道を行くときには顔が書かれたお面を渡されますが、顔につけるのではなく後頭部につけます。後ろの方にも目があるように見せるとトラに襲われにくくなるという風習・自衛手段があります。これをしないと人間でも通り過ぎたあと背後から襲われるそうです。

 

マタタビという植物を燃やしたときの煙を吸うとネコ科の生き物はまるでお酒で酔っ払ったような行動をとるといいます。

マタタビを見たことがないアフリカのライオンもこのように酔っ払うような行動を取るそうです。同じネコ科でも変なところも似ているものですね。

 

ネコが座るとき「香箱(こうばこ)座り」という手首を内側に折り曲げる座り方があります。体の大きなトラにはできないようなのですが、これができるトラもいるそうです。

 

異なるところは「目」です。ネコ科でありながらトラの目は人間と同じように瞳(目の中の黒い部分)が丸いのでここが大きな違いですね。