こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

海開きが各所で行われ、受験生でも日帰りで楽しんでくることがあるかもしれません。その前にいろいろ気をつけることがありますのでこれを読んでから出発するようにしてください。

川は膝の深さですでに危険
川遊びは涼しいし楽しいのですが、流れる水の危険性はきちんと意識し、安全第一で楽しみましょう。川は意外と流れが速く、一度流されるとかなり危険です。
膝の深さは危険域で転んだら流されてしまいます。ふくらはぎの深さが限界だと思いましょう。また、ビーチサンダルは河原では大丈夫ですが水中では脱げる危険が大きいので、脱げる→流れてゆく→追いかける→人間が流される ということになりますのでかかとや足の甲でしっかり止めるサンダルで水に入るようにしましょう。サンダルは流されても惜しくない安いものがいいですね。
川遊びでも救命胴衣が必要です。必ずつけましょう。

土用波(どようなみ)
土用と言われる7月20日前後(うなぎの蒲焼を食べる時期ですね)あたりに見られる突然訪れる高い波のことです。海での水泳はもとよりボートなどでもひっくり返る危険があるので、その頃に沖に出ないようにしましょう。

離岸流(りがんりゅう)
海水浴をするときに意識しておきましょう。海岸から沖に向かって流れる海水の流れなので、これに乗ってしまうと何もしていないのに沖まで運ばれて帰って来られなくなってしまいます。
これは「見えない」怖さです。泳ぎに自信がある人が砂浜から割と遠くまで泳ぎに出てあっという間に浜から遠くに流されてしまいます。流されている本人は泳ぎが上手なのでスイスイ泳いでいると錯覚します。いざ浜まで戻ろうとすると泳いでも泳いでも近づかない、むしろ離れてゆくというとても怖い流れです。脱出するのは浜と平行に移動して脱出するといいそうです。

海の危ない生物
ヒョウモンダコだとか毒を持つ魚や動物はいろいろいますので海でも磯でも生き物は見るだけで触らないほうが無難です。ここでも危険なのは先述の土用あたりからよく出ると言われる「カツオノエボシ」という毒クラゲです。その足(触手)に触れると毒のトゲで強烈な痛みのため身動きができなくなってしまいます。このクラゲ、浜に打ち上げられると薄いブルーの透明な袋のようなものに見えるのでちょっときれいで触ってしまうことがあります。しかしクラゲ本体が死んでいても毒のトゲが生きていてそれに刺されてしまうことも最近良く報告されています。気をつけてください。

怖いことばかり書きましたが危険を正しく認識して「安全第一」で楽しみましょう。海も川も水に入り水に親しむことはいいことですし、自然と触れることで学ぶこともとても多いと思います。これから行くところをよく見て知っておくと危険を回避し、多くのことを楽しく学べていい経験になるはずです。