こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今回は太陽系の惑星のあまり知られていない水星についてお話ししたいと思います。

太陽系の惑星は太陽から近い順に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つがあります。
水星は一番太陽に近いところを回っている最も小さい惑星で、直径で地球の5分の2くらいの大きさです。見た目は月とよく似ています。
太陽の引力にひかれて隕石(いんせき)がたくさん水星に落ちます。水星には大気がほぼないので隕石は途中で燃えつきることなく水星にぶつかり、クレーターを作ります

表面温度について、夜は-180℃ぐらいで昼は430度ぐらいになります。
ちなみに水星は惑星の中で最も太陽に近い所を公転していますが、昼の温度が最も高いのはそのすぐ外側を公転している金星で、昼は約460℃にもなります。
金星には大気があり、ほとんどが二酸化炭素なので温室効果があります。水星には大気はほぼないので温室効果はありませんから熱を保つことができません。なので夜は急激に温度が下がってしまいます。

水星の昼と夜は地球のように1日で昼と夜がくるのではなく、昼は約88日かかり夜も約88日かかります。つまり太陽が昇って再び昇るまで約176日かかります。
また、水星の自転周期は約59日なので、地球のように1回の公転を1年、1回の自転を1日とすると1日より1年の方が短いということになります。ちょっとピンときませんね。