こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

突然ですが、みなさんは宇宙人はいると思いますか。見たこともないし絶対いないと言う人もいれば大きな宇宙の中の砂粒にも満たない地球にもいるのだから、知らないだけでいるでしょうと言う人など意見は様々ですね。

 

2020年NASAが系外惑星探査衛星”ケプラー”の取得したデータから白鳥座の方向の約300光年離れた位置に岩石でできた惑星(kepler-1649c)を発見し話題になりました。恒星の周りを回る惑星は数多く発見されていますが、この星は地球とよく似ている点があるため生命体がいる可能性があるのではと考えられています。

 

ではどのような点が似ているかというと、まずは大きさ。直径で地球の1.06倍でほぼ同じ大きさです。表面に届く日光は地球と比べ75%です。そして何と言ってもハビタブルゾーンに位置していることです。

 

ハビタブルゾーンとは簡単に言うと、水などが液体で存在できる位置ということです。太陽系ならば太陽に近い水星では水は蒸発してすべて水蒸気(気体)になってしまい、遠いと固まって氷(固体)になってしまいます。こうなると生物が生きる環境としてはきびしいですね。地球はまさにハビタブルゾーンという奇跡の位置にあるので生命が誕生し、生活できるようになりました。

 

発見されたkepler-1649cという惑星の中心にある星は赤色矮星(太陽程度の小さな星)と言って、爆発現象であるフレアが起こっています。そのため、生命にとっては中々過酷な環境ではありますが、そのフレアに耐えられる生物がいるかもしれません。

 

行って確かめてみたいところですが、光の速度で300年かかる距離にあるので、簡単には行けませんが、想像するだけで何だかワクワクしませんか。