場合の数

こんにちは！個別指導グノリンクの『小学生の君に送る６０秒コラム』を読んでくれてありがとう。

よくうちの子は算数の「場合の数」が苦手なので何とかしてください！と言う方がいらっしゃいます。「場合の数」を得意だという人は少ないでしょう。むしろ苦手だと感じている人の方が多いですね。ではなぜ場合の数を苦手とする人が多いのでしょう。理由はいくつか考えられます。

・一口に場合の数と言っても問題の種類がたくさんある

・書き出すにも丁寧さ、根気強さ、正確性などがしっかりしていないと答えは出るが×になる

・場合分けが複雑（場合分けの仕方も多くある）である

・何となく計算を使ってしまう

・解き方がいくつかあり、近道と遠回りの解き方があるが遠回りの解き方を選んでしまう

・論理性を問われる

等々

最近の上位校の入試問題をみても簡単に計算して解ける問題はほとんどありません。色々場合分けして計算を駆使しながら解いたり、ある程度書き出さないと解けなかったりする問題が多く見られます。色々な解き方を知っていないと苦戦することもあります。

では苦手な人はどうすればいいかということになりますが、ひとまずは基本的な問題ができればよしとして良いと思います。さらに言えば4年生のあいだであれば計算が使えなくてもキッチリ書き出すこと（丁寧に、順序良く、正確に、粘り強く）ができれば最低限十分でしょう。要するに場合の数は算数の中で最も難しいといってもいい単元なので、なかなか克服できなければ最終的には自分の志望校に出題されるか否かでどれだけ場合の数の勉強に時間を割くかの判断になってもいいと思います。

ですからあまり場合の数という名前に振り回されないように注意しましょう。