こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。今日は【文章の線を引く】についてです。
「大事な所に線を引くと良い」
そう言われても、どこに引いていいかわからない。線を引くことに一生懸命になると、今度は文章が頭に入ってこない。
そんな声を多く聞きます。そもそも、線は何のために引くのでしょう? どうしても引かなければならないものなのでしょうか?
結論から言いますと、引かなければならないわけではありません。読書を楽しむ際には必要がないからです。一方で線を引いたり、付箋(ふせん)を貼ったりした方が良い場合もあります。それは、記憶しなければならない時です。
本や雑誌の角を折ることをドッグイヤー(犬の耳)と言います。ページを折った状態が犬の耳の形に似ているからですが、なぜそんなことをするのかというと、ズバリ、探しやすくするためですよね。その意味で、長文読解では印があると、「探す」時間が短縮されるので便利です。
では、どこに線を引けばよいのかがわからない人はどうするか?
一つの方法として紹介したいのは、「問題文」に線を引くこと。
内容理解が苦手な人は、本文だけではなく設問の内容も理解出来ていないことも多いのです。
間違っているものを選べ、と書いてあるのに、正しいものを選んでバツになる。身に覚えがある人もいるのではないでしょうか。ですから、何を問われてどんな答え方をするのか、答えを探しやすくするために、線を引くことは効果があります。
問題を作る人は、原文の「本」と対話をしています。一方、テストでは作問者と皆さんが対話をするのです。まずは問題文を精読! その上で、本文を読んでみましょう。この方法は、大事な所に線を引くのが苦手な人にオススメです。
テスト問題を【復習する時】にぜひやってみてくださいね。