こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう!
私たちはSNSに翻弄(ほんろう)される時代に生きています。
ですから事実と意見(個人の考え)についてしっかりと見極める必要があります。
なぜなら、ある個人の意見がその人のポジション(立場)、ステイタス(社会的地位)などにより意見に大きな影響を与えることで、事実をも揺るがすことがあり、「本当のこと」や「事実」が見えなくなり惑わされてしまうことがあるからです。
「事実」と「意見」を見分ける、ということは論説・説明文の読み方と同じです。
説明文を読み解く時に一番大切なことが、事実と筆者の意見(考え)を見分けることだと学習してきました。
筆者は意見(考え)の「根拠」として実験、エピソード、出来事などの「事実」を挙げてきます。(これは読み手に解かりやすく説明するためのものでもあります。)
そしてそれらに基づいて、考え・主張を述べています。
私たちは筆者の主張や考えは何でしょう、と問われれば、記載されているいわゆる「事実」(実験・エピソードなど)を「根拠」として筆者の考えを本文にみつけ、記述していく練習をしていますね。
時にはエピソードから導きだすその筆者の考えはあくまでその個人の意見・考えであって、必ずしも読者が賛同できるとは限らないものもあるはずです。
「う~ん。そうは思わないけどな・・・。」と感じた説明文を解いた経験がある人も居るかもしれません。
安易に投稿、閲覧が出来るSNSなどの発信や、日常にあふれる様々な情報は、根拠の無い誰か一個人の偏った考えや主張も大変多いのです。
デマに近いものや、誰かの洗脳目的のものや、極端な発想などに惑わされることの無いよう、自分自身で内容を見極め、せっかく学んだ論説・説明文の解き方を生かして、しっかりと「事実」と「意見」を見極めていきましょう。