こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう!

 

今回は俳句に使われる「季語」について考えてみましょう。

 

「季語」というのは俳句などで季節を示す語として、読み込むよう定められた語のことです。

国語の問題でも、夏の季語はどれでしょう などと出題されることがありますね。

それでは以下の季語はどの季節のものでしょうか?

 

七夕

盆踊り

朝顔

すいか

とうもろこし

枝豆

花火

天の川

 

「夏!だって朝顔の観察日記は夏休みの宿題だもの!」

「そうそう、スイカも夏の果物よね!」

 

と思いましたか?

 

不正解です。。。。

 

実は上記は全て秋の季語なのです。

あれれ、おかしいですね。全て夏に楽しめるものなのに。。。

この謎は季節と対応する月を考えると解き明かすことができます。

 

俳句は旧暦の月で季語が決められています。

旧暦では月の満ち欠けでひと月の長さを決めていました。

旧暦での季節は以下の通りです。

 

春 1月  2月 3月

夏 4月  5月 6月

秋 7月  8月 9月

冬 10月 11月 12月

 

私たちの季節の印象とはだいぶ違っていますが、これを知ったら納得できますね。

私たちが夏と認識している7月、8月は秋に分類されています。

このように、季語は旧暦での月に対応しているため、ズレが生じてしまうのです。

実際の季節より後ろに倒して考えるイメージですね。

 

ただし、向日葵(ひまわり)のように晩夏としてぎりぎり夏に入るものもありますので、しっかりと確認と学習が必要です。

俳句を学習する時には興味を持って、季語を確認してみましょう。