こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

グノリンクには多くのSAPIX生が通っています。
今後しばらくの間、SAPIX生に向けての様々なアドバイスをしていきます。

サピックスに通っている5年生の皆さん、1週間をどのように使われていますか?
今年はいつもと違う1年ですが、秋には春にやれなかった運動会が開催されたり、校外学習があったり、少し忙しい日常が始まっているかもしれません。

月曜日、水曜日、金曜日が通塾の日なので、しっかりした復習は火曜日、木曜日、土曜日、日曜日ということになります。

毎日のルーティンワークとして基礎力トレーニング、それにプラスして国理社のデイリーチェックやデイリーステップとデイリーサピックスAテキストの漢字学習を日によって組み合わせるといいでしょう。

朝起きて学校に行く前にその時間をとってもいいですし、夕飯の前、お風呂のあとなどある程度時間を決めておくとやり忘れがありません。丸つけを含めて小一時間を目標にしてみましょう。

算数の基礎力トレーニングはまとめてやってしまうと意味がありません。

ご飯も1週間分一気に食べても健康を維持できないように、計算や解法の定着確認も毎日少しずつが大切なのです。

漢字の練習はかたちを書けるようになればいいわけではないので、熟語として練習していると思います。例えば「流」という漢字は訓読みで「なが―レル、ながース」音読みで「リュウ、ル」と読みます。

「流行、流派」は読めるし意味もわかる、では「流布、流浪、流転」はどうでしょう?
読み方、意味を調べたら、次は文章としてどのように使われるのか考えてみましょう。そうすることで言葉を自分のものにすることができます。

時間をかける必要はありません。お家の方や塾の先生に、自分の使い方で合っているかちょっときいてもらえばいいだけです。類義語、対義語まで考えを巡らすことができたら申し分なしですね。

このついでに覚えるというスタンスはとても大切です。例えば今回のマンスリーテストで出てきた「勤行」。特殊な読み方で覚えていないとできなかったと思います。ここでついでに「読経」と「回向」も読み方と意味を確認しておきましょう。皆さんの言葉の引出しがどんどん増えていきますよ。

6年生になっても漢字の学習は続きますが、その時期は既に総仕上げです。計算の基礎力や漢字熟語、言葉の知識は5年生の間にしっかり土台をつくりあげておき、テスト前に大慌てなんてことがないようにしておきましょう。

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