こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

さて、少し前から学校が始まった人も多いと思います。まだまだ以前通り・・・とはいかないまでも、徐々に学校や塾への行き帰りなど、外を歩く機会も増えてきていると思います。

外を歩くと様々な看板や案内板を目にすると思いますが、石碑が置かれているのを目にしたことがありますかあまり目立たないところに置かれていたり、古い石碑だと字が崩れているので読めなかったり…という理由で気づかないことも多いかもしれませんが、社会の授業で習う内容と関係しているものも多いのです。

グノリンクの近くにも石碑が置かれている場所があります。例えば、巣鴨校から駅の方に進むと国道17号線がありますが、これを渡った反対側、コンビニエンスストアの反対側にも石碑が置かれているのです。

文字もはっきりと書かれているので読んでみましょう。「徳川慶喜巣鴨屋敷跡地」と書かれています。江戸幕府最後の将軍だった徳川慶喜は将軍を辞めた後、一時期巣鴨に住んでいたのです!

隣に案内板があるので読んでみましょう。新政府軍との鳥羽・伏見の戦いに敗れた慶喜は紆余曲折を経て静岡県の駿府(現在の静岡市の中心部です)に移り、30年ほど過ごします。その後、東京に戻った慶喜が屋敷を構えたのが巣鴨だったのです。

案内板を見ると屋敷がどの範囲だったかも分かるようになっています。現在の国道(当時は中山道)に面した正門から奥行き200メートルほどもあったという広大な屋敷だったそうです。巣鴨の地で4年ほど過ごし、その後は小石川(現在の文京区春日)へ移り、生涯を終えています。そちらにも現在は「徳川慶喜公屋敷跡」という石碑が置かれています。

皆さんが日々何気なく通っている道もかつては歴史の舞台だったのかもしれませんね。

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