こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。今回は【難関校で頻出の思考力問題(初見問題)で大切なこと】です。

 

皆さんの中には既に過去問に取り組んだ経験のある人も多いと思います。偏差値の高い学校の問題は難しいものも多いですが、その難しさは二種類に大別できます。

一つは「問題は理解できるが、答えに辿り着くまでの道が長く複雑である」問題、二つ目は「問題の設定やキーポイントが理解しにくいが、理解してからは考える筋道が立てやすい」問題です。

解く側からしてみると、前者は(1)(2)は解ける問題、後者は(1)(あるいは(2))から手が止まる問題になることが多いです。得点という観点では、後者はその大問が0点になる可能性があるので受験ではより脅威と言えます。思考力問題(初見問題)と呼ばれる後者のような問題はどう考えて行けばいいのでしょうか。

 

それは、【手を動かす】ということです。

思考力問題は規則性、場合の数などの分野で多いですが、これらは全て書き出せば答えが出ます。積み上げた図形の個数がテーマの規則性であれば、一番目は〇個、二番目は△個、…と表にして、場合の数であれば樹形図にするなどして書き出してから考えましょう。考える際は規則性であれば規則、場合の数であればどこか計算で考えられる部分がないかに注目しましょう。

特に、規則性は平方数、素数、1からnまでの和がカギになっていることが多いです。場合の数は場合分け、対称性(他の場合でも同様の場合の数になる)を利用していきましょう。

 

とにかく、空で考えている時間を無くすのが大切、これを前提に取り組んでみて下さい。