こんにちは。個別指導グノリンクの 『リンクペディア 3分コラム』を読んでくれてありがとうございます。
この記事ではグノリンク の英語授業で見えてきた英語に関する間違いをご紹介します。同時にグノリンク の授業の様子を例示しつつ、最後にはグノリンク の授業の特徴についても簡単にご説明します。
問題
問題:以下の日本語を英語にしなさい。
彼らは今プールで泳いでいます。 ある中学生の答案: They are swiming in the pool now. |
グノリンク の授業紹介
講師とこの生徒は以下のようなやりとりをします。(このやりとりは、実際にグノリンク で行われている授業を念頭において創作されたものです)
講師: swimの ing形 が間違ってますね。
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生徒: ん、あ、swimming だ!
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講師: そうそう。いわゆる、「語末がアクセントのある短母音+子音である動詞には、子音を重ねて ing をつける」というルールですね。
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生徒: うん。そのルールは何回も学校でも塾でも聞いたことあるんだけど、なんでこんなめんどくさいルールがあるんですか。母音とかアクセントとか。
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講師: なるほど。面白い質問ですね。じゃあ最初に書いてくれた綴りをもう一度みてみましょう。( swiming と板書する) これをみた時に、どんな風に発音したくなりますか?
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生徒: え、「スイミング」
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講師: そうか。ごめんなさい。ええっとじゃあ、( swime と板書する)これをみた時に、「スワイム」と発音したくなりませんか?
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生徒: あ、なります。
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講師: ですよね。で、( swiming という綴りを指差しながら)この綴りを見ると、swime の ing形だという感じがしませんか。
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生徒: あ、する。
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講師: ということは、この綴りは「スワイミング」と発音することになりませんか。
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生徒: 確かに。
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講師: これが子音を重ねる理由です。同じ理由で、例えば、( planing と板書する)これはどう読みたくなりますか。
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生徒: プラ…プレイニング
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講師: そうそう。過去形でも同じ理屈です。( stoped と板書する)これはどう読みたくなりますか。
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生徒: ストウプト
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講師: そうそう。もうわかりましたね。子音を重ねないと発音が変わってしまうから、子音を重ねることになっているんです。
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ポイントのまとめ
- 「語末がアクセントのある短母音+子音で終わっている場合、子音を重ねる」というルールがある理由は、子音を重ねないと元の発音が変わってしまうから。
- 一見、理由がないと思われる文法のルールにも理由があるかもしれないので、気になった場合は先生に聞いてみると良い。
グノリンク の授業の特徴
上の授業で行われていたことをまとめますと
- 生徒の質問を受けて、講師と生徒の間でどのような認識の違いがあるのかを確認する。今回で言えば、swiming をどう発音するかに関する違いが確認された。
- 講師と生徒の間で共通して認識していることを確かめる。今回であれば、swime という綴りの発音に関して共通していることが確認された。
- 共通認識を基盤にして、生徒に新たな認識を獲得してもらう。今回であれば、swiming, planing, stoped という綴りの発音と、子音を重ねるというルールの理由を理解してもらっている。
となります。講師と生徒の間で何が共通認識なのかを確かめるというのが一つのポイントでした。