こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

小学生の君に送る国語のアドバイスです。

皆さんはチャンバラごっことはどんな遊びか知っていますか?

新聞紙などを丸めて刀に見立てたもので斬り合うまねをするという、昔ながらのちょっとやんちゃな遊びです。

今はスポーツチャンバラと名を変えたものもあり、ルールも決められて、れっきとした国際競技として市民権を得ています。

でも物語文のなかでは男の子たちがその遊びに興じていると「野蛮ね。」と女の子に白い目で見られたり、「危ないでしょ、いい加減にしなさい。」とお母さんに叱られたりする場面がありますね。

皆さんのお父さんやお母さんが子どもの頃はテレビ番組に何本も時代劇がありましたし、日曜日の夜は家族で大河ドラマなんてご家庭もたくさんありました。映像で剣劇シーンを目にすることもちょくちょくあったのです。

ちなみに「そりが合わない」ということわざは、刀の峰の反っている部分と鞘の曲がり具合が合わない、気が合わないということから生まれたものです。折り合いが悪いともいいますね。

また、ひと昔前は「この紋所が目に入らぬか!」という啖呵(たんか)とともに出される水戸黄門の葵の御紋の入った印籠(いんろう)を知らない小学生もほとんどいませんでした。

しかし現在では、国立情報学研究所教授のレポートによると、印籠という言葉の30代以上の認知度は非常に高いものの20代以下になると知っている人がガクンと少なくなるそうです。やかん、急須、ツバメ、わらなどの言葉も同じ結果に。

言葉の習得は環境にすごく影響されるということですね!

勧善懲悪のお決まりの結末が時代劇の醍醐味。勉強の合間の息抜きに見てみるのも楽しいかもしれませんね。

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