こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
中学受験を考えている小学生に送る国語の文章の読み方のアドバイスです。

前回慣用句のおさらいをしたので、次はテストに出てくる和語のチェックをしてみたいと思います。
和語とは日本固有の言葉でひらがなや漢字の訓読みで表されるものです。

あまねく(広く、全てにわたって)、あたかも(まるで)、いぶかしい(疑わしい)、おもむろに(落ち着いて、ゆっくりと)、こぞって(みんなで、総出で)、さしずめ(とりあえず)、すべ(手段)、ちまた(世間)、拙い(下手な)、つぶさに(詳しく、全て)、つましい(質素な)、ないがしろ(軽んじる)、にわかに(急に)、はばかる(遠慮する)、まれ(大変珍しい)、もどかしい(じれったい)、やるせない(せつない)、わびしい(さみしい)

全部意味も使い方もわかる!と言う人はいますか?なんとなく耳にしたことはあっても、改めて説明するとなるとはっきりしないものもあるのではないでしょうか。
特に「おもむろに」という言葉は、本来の意味とは真逆の(急に)だと誤解している人が大人でも多いそうです。こういう言葉は、語彙力のある人と話したり、読書をしたり、塾や学校で習ったりしないとなかなか身につきません。読書をしてもなんとなく読み飛ばしてしまうと、語彙力自体はあがりにくいものです。いろいろな文章に触れ、多種多様な使われ方を目にすると違和感なく自分の言葉として定着してくるはずです。

でも受験までとにかく早く身につけたい!という小学生の皆さん。語彙を増やす便利な参考書がいくつもあります。クイズ形式のものもありますから、自分のレベルに合ったもので確認してみるのもいいですね。


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