こんにちは。個別指導グノリンクの「リンクペディア 3分コラム」を読んでくれてありがとうございます。
グノリンクには東京大学を目指す生徒が多く通塾しています。
東京大学合格に向けて、東大に合格する人に見られる特徴をシリーズとして紹介していきたいと思います。
今回は、彼らが受験をどのようなものとして見ているかについての記事です。
彼らは楽観と悲観のバランスを絶妙にとっています。
彼らの楽観的な面として、次の三つが挙げられます。
一つ目は、東大に自分はいくのだ、という根本的な気持ちを揺るがせないということです。
二つ目は、普段の問題演習や、模試、そして受験本番の時でも、とにかく1点でも点を多くかき集めようとする姿勢です。記述問題中心の東大入試では、たとえさっぱりわからない問題であっても、何かしら書くことはできます。こんなこと書いてはいけないだろうなどと消極的にならずに、取れるものは1点でも取りに行く。このような姿勢が彼らにはあります。
三つ目は、受験勉強を「作業」として捉えている、という点です。「作業」という言葉で含意されていることは、東大に受かるための受験勉強は誰でもできることであり、誰にでも東大生になることはできるという考えです。
他方で、悲観的な側面もあります。
例えば、よいペースで勉強が進んでいるという状況にあっても「これだけ勉強をしていれば東大に受かるであろう」などと考えて油断はしません。
なぜならば、受験勉強は「作業」であり、他の受験生たちもこの作業を行っているからです。
油断している間に他のライバルたちが作業を進めている可能性もあります。これで十分だとは考えずに、他の受験生と差をつけるために勉強をしつづけるのです。
このように東大に受かる受験生には、単に楽観的に受験を捉えるのではなく、悲観的にも受験を捉えています。しかし、この悲観も受験で成功するために、そして受験本番で高い得点をとるために身に付けられた悲観です。楽観と悲観は東大に受かるという目標のために組み合わされています。