こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

皆さんは「国花」を知っていますか?

国民に最も愛され、その国の象徴とされる花のことです。

 

日本の国花は「桜」です。

桜は日本を表現するものとして、外国の方々からの認識も高い花といえますね。独特な桜の花びらの絵を表せば「日本」をイメージされる方も多いことでしょう。日本的な何か、、に桜のデザインを用いられていることも多いですね。

そして日本にはもう一つ国花があるのです。

それは50円玉のデザインでも馴染みのある「菊」です。

こちらは皇室の紋章になっていたり、パスポートの表紙のデザインにも使われていて、とても高貴な印象があるのと同時に、仏花としても親しまれ、大切なセレモニーを彩ってくれる素敵なお花です。

 

それでは外国の「国花」にはどのような花が使われているのでしょうか。

 

先ずはお隣の国、韓国。

こちらは「ムクゲ」

白い花びらの中央に濃いピンクと黄色い花芯を持つ、とても印象的で可憐なお花です。

 

台湾の国花は「梅」

5枚の花弁は五権(台湾の憲法)を表し、3つのおしべは三民主義をあらわしているそうです。
梅は日本画でもよく目にするのでとても親しみを感じますね。

 

アメリカの国花は「バラ」

アメリカ人は愛情と美徳の精神を重んじており、愛と美を象徴するバラには国民性が反映されています。
とても華やかで香りの良い薔薇の花は、とても人気の高い花ですね。

 

予想がつくところではオランダの「チューリップ」

チューリップと言えばオランダですね。
イメージ通りの国花です。

 

フランスは「ユリ」と「アイリス」

日本と同じく2つあります。
清楚でお洒落な雰囲気も予想通りでしょうか。

 

面白いところでは、カナダ

こちらは予想通りのカエデなのですが、そう、お花ではないのです。
国旗の中央にも赤いカエデがデザインされています。
このサトウカエデはメープルシロップの原料となる花木です。

 

一種類または二種類の国花を持つ国が多いのですが、中にはインドネシアのように4種類もの国花を持つ国もあります。

一方で、国花の無い国もあるのです。

どのように国花が決まるのか、またなぜ国花を定めないのか、と歴史にも興味がわいてきますね。

 

 

いかがでしたか?

このように、花は季節を彩る美しいものとして万人に愛されていますが、国のイメージとして、また象徴として存在しているものもあるのです。

国を代表する花「国花」

まだまだ気になる国や花もありますね。
好きな花がどこかの国の国花になっているかもしれません。
是非調べてみてくださいね。

日本の国花である桜を愛でるお花見。来年のお花見は少し身の引き締まる思いがするかもしれません。