こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

今回は中学受験における親の役割についてです。中学受験は親の受験とも言われます。小学生一人で様々な管理はほぼ不可能に近いでしょう。親の役割はかなり大事になってきます。

体調管理、勉強のスケジュール管理、勉強する環境作り、子供への精神的なフォローなどが代表的なものでしょう。

 

体調管理において、規則正しい生活を送るようにすることが第一です。特に夜更かしは避けるようにしましょう。睡眠時間は個人差はあるにしろ9時間は欲しいところです。また、夜に眠くなっているときに勉強してもあまり効果はありません。

 

勉強スケジュール(週間)はできればこどもと一緒に立てましょう。親が一方的に命令してもやらされる感が強いですし、こどもに任せると楽な方向に走ってしまいます。1週間の勉強時間ですが、6年生では週に20時間(受験勉強のみの時間で学校の宿題等の時間は含まない)が目安でしょう。そのために5年生では週12~15時間程度、4年生で週10時間程度の勉強時間は確保しておきたいところです。スケジュールが決まったら紙に書いて貼っておきましょう。親がいなくても一人でスケジュールに沿って勉強するのを目標にがんばりましょう。

 

勉強する環境について、まわりが騒がしくしないように注意しましょう。子供が勉強している横で親が大きな音でテレビやスマホを見ていたり騒いだりなどは論外です。家族そろって静かな環境づくりに協力してあげましょう。

 

精神的なフォローとしては、テストで悪い点をとって落ち込んでいたりしている時はできるだけ前向きな声掛けを心がけましょう。「だからあのときもっとやっておけば…」など過去の事を怒っても何のメリットもありません。どうすればよかったか、今後何をすれば良くなるか一緒に考えてあげましょう。集中力が最近欠けてるなど勉強に身が入っていないときは、小学校でのトラブル(主に友達関係の悪化、ケンカ)などが原因のことが多々あります。よく観察してまず話しを聞いてあげて解決策を考えてあげましょう。話しを聞くだけでも効果的です。

 

最後に子供とは直接は関係ないですが、親自身のはけ口を考えておきましょう。一人で悩んでいるとストレスがたまる一方で、子供にも悪い影響を与えます。同じ受験生の親御さんだったり、塾の先生だったりできるだけ受験の話しができる(相談できる、愚痴を聞いてくれる)人を見つけておきましょう。これも大事なことです。