こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
2023年9月7日、鹿児島県の種子島宇宙センターから日本初の月面着陸を目指す探査機「SLIM」(スリム)を積んだ国産の「H2A」ロケットの打ち上げが成功しました。打ち上げから約14分後にX線天文衛星「XRISM」(クリズム)、その約33分後に月探査機「SLIM」をそれぞれ予定の軌道に投入しました。
日本は探査機の月面着陸を目指しています。成功すれば、アメリカ、ロシア、中国、インドに次いで5カ国目となります。8月23日にはインドの無人月面探査機「チャンドラヤーン3号」が、世界で初めて月の南極に着陸しました。
1969年にアメリカが初めて月に有人着陸を成功させました。今から50年以上も前のことです。1970年代中盤以降月探査活動はしばらく中断していましたが、1990年代中盤から再び盛んになってきました。
近年、月への探査や着陸を多数の国が計画し、実行しています。なぜ今、月を目指すのでしょうか。
目的のひとつに月の資源を獲得することがあります。その中で特に注目されているのが水資源です。水は人間の生命活動にかかせないものですし、電気分解すれば水素ガスと酸素ガスになります。これを冷却して液化したものはロケットの燃料として使用できます。
他の目的としては、月に基地を作り宇宙探査の中継地として利用することです。アメリカでは火星探査のための基地として考えているようです。他にも中国とロシアが協力して月に研究基地を建設しようとしています。
宇宙での活動の法律がないことなど色々な問題はありますが、近い将来、早ければ2030年ごろ本当に月に住める日が来るかもしれませんよ。
- 投稿タグ
- 中学受験 塾 勉強 家庭学習