1月受験

こんにちは！個別指導グノリンクの『小学生の君に送る６０秒コラム』を読んでくれてありがとう。

東京に住んでいる中学受験生は1月に埼玉や千葉の中学校を受験する場合が多いです。いわゆるお試し（練習）受験というものです。これにはメリットがありますがデメリットもありますので、それを踏まえて受験校を選びましょう。

まずメリットとしては、２月以降の東京の本番入試に備えて様々なシミュレーションができる点です。仮に考えていた通りにできなくても、原因を探ってそれを2月からの受験に活かせばよいのです。反対に特に失敗はなかったとしても何がよかったかのチェックはした方がいいです。何となくやってしまっていたことは本番ではできないこともあるからです。

そして一番大きなメリットは合格を経験できることです。そして自信にもなります。ですが練習受験とはいえ不合格になると大なり小なりダメージが残ります。元に戻すのに2週間以上かかる生徒もいます。よく本人の実力より少し高いレベルの中学を受験して合格できれば自信になると考える方がいらっしゃいますが、その場合不合格になったときの方が遥かに大きいリスクがあるということの覚悟が必要です。ですから練習受験は滑り止めぐらいの合格可能性の高い中学を受験するのがおすすめです。ただし、ここでも注意点があります。合格した場合（特に特待生などで合格した場合）、‘受験ってこんなもんか‘と甘く考えてしまうこともあるからです。こうなると2月の本番入試で力が入らないこともあります。合格したあと、練習は飽くまでも練習で、本番は本番と分けて考えるようにしましょう。

練習ではなく埼玉や千葉の中学校でも合格すれば通う可能性がある場合は、当然上記とは考え方がちがってきますのでお気を付けください。