こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今日は【指示語】、つまり【こそあど言葉】についてです。説明文をいかに読解するかの一つのカギとなるのが【指示語】です。

「あれ取って」「これ?」「それじゃないってば」「どれ?」「そこにあるよ」「これね」

日常ではこんなやりとりができているのに、こと、文章から指示内容を書くとなると、とたんにハードルが上がるのはなぜでしょうか。

指示語が表す内容を探す時は、以下の2つが大事だということは知っていますね。

①指示語の直前に書いてあることが多い。

②実際に指示内容を文章に当てはめて意味が通じるか確かめる。

では基本を踏まえた上で、次の文章で実際に指示語を探してみましょう。

 

例)わたしは書店で本を買った。【これ】は大好きな作家の新刊なのである。

 

さあ、わかりましたか? ポイントは語順を入れ替えることです。確かに答えを「本」としても問題がないように感じますね。でも「どんな本なのか」という観点で見たら、ただの「本」ではダメだと気がつくはずです。ですから正解は「書店で買った本」となります。「本を買った」という行動ではなく、指示内容を的確に表すことが大事なのです。

指示語を正確にとらえるためには、抜き出すだけではなく、語順を入れ替えたり、時には文章を要約することも必要なのです。そのまま抜き出すだけではない指示語の答え方があるということを覚えておいてくださいね。