こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

今日は刃物についてお話します。

 

日本の刃物といえば「刀(かたな)」ですが、なかなか見る機会もないので身近なものから考えましょう。

身近なところでは、はさみや包丁から学校で使う彫刻刀や鉛筆削りも金属でできた「刃」によってものを切っています。

 

包丁は料理をするときに食材を切断し、彫刻刀は木材から部分を切り離し、鉛筆削りは筒の表面に刃がついたものを回して鉛筆の一部を切り取ってゆくことで機能を果たしています。

 

ちょっと変わったところでは大根おろしを作るときのおろし金(平らな板に小さな鋭い爪がたくさん立ててあるもの)や革細工などをするときの型抜きや金属のヤスリも刃物に入ります。大根おろしをおろすことやヤスリで削ることも小さい部分では刃物を使って切っているということです。

 

昔話の「舌切り雀」に出てくるおばあさんの使う「和バサミ」というものはなかなかの優れもので(糸切りバサミとも言う)

これは切るための刃の硬い部分と弾力があり曲がって元の開いた形に戻す柔らかい部分が一つの鉄が部分によって硬さが異なるように作ったとても難しい製品なのです。

 

最近の小学生は「怪我をするかもしれないので刃物は極力使わせない」という方針が学校でもご家庭でも多いと思いますが、道具というものは使っていると慣れてきて怪我せず上手に使えるようになります。まず包丁ではきゅうりの輪切りあたりから始めて慣れてゆき、使える道具にできるといいですね。君たちはこれから多くの「道具」を使うことになると思いますが、楽しく使ってたくさん身につけられるといいですね。