こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。中学受験を考えている小学生に送る国語のアドバイスです。

短い夏休みも終わり、六年生の皆さんは受験が現実的なものとなってきました。何校分か有名中学の過去問や志望校の過去問を解いてみた人も多いでしょう。実際に入試問題を解く上でヒントになると思われることを確認してみましょう。

問一:文章を二つに分ける時、二段目の最初の五文字を書きなさい。

論説文の場合は、段落あるいはひとまとまりの内容ごとに、簡単に何について述べられているのかをメモしながら読んでみましょう。それをやっていればそれほど時間をかけずに取り組めるはずです。ここで注意してほしいのは、いくつに分けるように指示されているか、ということです。例えば二つに分けるのなら問題提起・例と結論に分ける文章でも、三つに分ける場合は問題提起、例、結論に分けなければいけません。いきなり結論が述べられて、そこから例や理由が述べられている文章もあるでしょう。いずれにしても「ところで、しかし」のような接続詞にも気を付けながら大きく分ける場合と細かく分ける場合を解き分けましょう

問二: 次の一文は本文のどこに入れればよいでしょう。直前の五文字を書きなさい。

まず確認してほしいのは提示された一文に特徴のある言葉が含まれていないかということです。
例えば「江戸でも同じことが言えました。」という一文の場合、押さえてほしいのは「江戸」という言葉です。本文の中で江戸について述べられているところを探し、「同じこと」の内容が語られている文章が近くにないか、探してみましょう。当然、この一文は「同じこと」の内容が述べられている後ろに入り、その後「江戸」でのことが続くことになります。長い文章の中でヒントとなる言葉を見定めて読んでいくことは必要なテクニックです。参考にしてみてくださいね。

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