こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

皆さん、毎回の授業の復習はどのように行っていますか
それぞれの回の教材を読み直し、授業で出てきた人名や地名・用語を書いて覚えて、問題を解いて…ということを繰り返していると思います。まず社会が苦手という人は1週間でこの工程を最低2回繰り返してみましょう。1回では次の授業の頃には忘れてしまいますし、自分が覚えているかのチェックも甘くなってしまいます。

さて、復習を繰り返してテストの日を迎えました。皆さんは問題を解いていて、こんな経験をしたことはありませんか?

正しいものを選びなさいという問題なのに、書いてあることが全部正しいように見える…

選択肢の問題ではよくある現象です。実はこっそりと間違いが隠れていることもありますが、本当に「全部の選択肢に正しい内容が書かれている」ということもあるのです。

この場合、「問題文の条件に合っているもの」が正しい選択肢になります。例えば、地理で関東地方について聞かれていた場合、他の地方について書かれている選択肢は間違いになります。同様に、歴史で奈良時代のことを聞かれているのに平安時代の内容の選択肢があることも非常に多く見られます。

まずはしっかりと授業で習った知識を身につけていって欲しいところですが、一つ一つ分けて覚えた場合、聞き方が変わると答えられなくなる人を多く見かけます

そこで一つおすすめしたい勉強法が、「違うテーマで自分の知識を整理してみる」ということです。

例えば、日本の米作りでは、地域によって生産量を上げるために行われた工夫が異なります。これをそれぞれの地方の授業で別々に習った人は、一度各地の工夫をまとめてみるといいでしょう。逆に、各地の工夫をまとめて習った人はそれぞれの地域の他の産業と合わせてまとめてみるといいでしょう。

実際の入試でも、あるテーマに沿って出題をしていく学校は多く存在します。授業で習ったことを自分なりに一度まとめてみると、その対策にもなりますし、他の知識との思わぬ関係性にも気がつくこともあるでしょう。ぜひ試してみてくださいね。

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