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前回は、文章を読むのが遅い場合に考えられる原因と、その改善策をお伝えしました。
今回は、パターン②の改善策と、パターン①で触れた知らない語句でも、前後の文脈や使われている漢字から意味合いを「推測」する読み方について、もう少しくわしくお話ししましょう。
受験本番、君は50分や60分という限られた時間の中で、これまで培った最大限の力を発揮し、勝負に勝たねばなりません。
そのためには、無駄な時間は一切使えないのです
まずは、時間内に全ての問題に手を付けることが大切です
後で内容を確認して、「真っ白だった後半こそ俺の得意分野だったのに!」と嘆いても後の祭りですから、パターン②の改善策としては、お家で文章を読むときはストップウォッチを使って、読むのにどのくらい時間がかかったか、毎回自分で確認することをおすすめします。
それを目安に、お家の方や先生に、目安の時間を決めてもらい、時間内に読み終える訓練をするのも効果的ですよ!
最初のうちは読み切れないこともあると思いますが、「時間内に読み終える」意識を持って取り組み続けることで、徐々にスピードアップしてきます。
また、同じようなジャンルや得意なジャンルの文章だけでなく、さまざまな文章を読み慣れるようにしましょう。そうすることで初めて、早く読むことが可能になります。
何を読んだら良いか分からなければ、各出版社の「〇〇文庫の100冊」「〇〇文庫の夏の△冊」など、おすすめがリストアップされたものから、気になる作品を選んでみるのも楽しいですよ!
さて、ここで、前回お伝えしたパターン①の改善策についてもう少しだけ。
試験などの本番で、どうしても意味の分からない語句が出てきたら、思い切って読み飛ばす勇気を持ってください
今日お話ししてきたように、そこで長時間考え込むのは時間の無駄です。いくら考えても知らない語句の意味が急に分かるようにはならないのですから。
そして、それが文章を読む上で重要な語句ならば、必ず言い換えられてまた出て来ます。立ち止まらずに読み進めましょう。
また、細かい具体例についても深く読み込まず、段落の関係を整理してとらえていく読み方をしていきましょう。
例えば、牛の乳搾りの過程が詳しく書かれているような場面においては、作業の細部や順番などはじっくり読み込まずに、「牛の乳搾りをしたんだな」という大まかな出来事だけを見ます。
色々な物事に興味を持つのは良いことですが、読解にあたっては、細かい具体例にこだわらずに広く全体をとらえる意識を持って取り組みましょう!
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