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これまで読解について学んで来ましたが、いよいよ「記述」のステップです。
中学受験の国語では、60点中、4~50点分が記述問題、ということも珍しくありません。
漢字やことわざなどの知識も大切ですが、配点の大きな記述問題で、しっかり得点したいですね!
それでは早速、記述問題の基本的な解き方を確認してみましょう。
ぜひ、最近解いたテキストを手元に置いて、解き方を振り返りながら読んでみてください。
いざ、問題文。
皆さんは、読んで初めに何をしましたか?
やってはいけないのは、記憶を頼りに、早速書き始めることです。
ポイント① 問題文を読んだら、まず「何が問われているのか」「条件は何か」を確かめる。
たとえば、あなたが「先生は何色が好きですか?」とたずねたのに、先生が「お寿司かな。あと焼き肉。大福も好きだぞ!」などと答えたら、「何言ってるんだ・・・・・・?」となりますよね。
記述問題も同じです。
問われているのが「登場人物の気持ち」なのか、「理由」なのか、「筆者の考え」なのか、まず確認しましょう。
この時、「〇〇字以内で」「ここより後の部分から」「〇〇もふまえて」などの条件もチェックします。
「よし!『何が問われているか』と『条件は何か』が把握できたらいいんだね!さあ書くぞ!」
と、早まるなかれ!
ポイント② 問題文の内容を確かめたら、傍線部の周りをよく読み直し、手がかりをつかむ。
すぐに解けそうな場合も、必ずやりましょう。
傍線部の周りに手がかりが無ければ、問題文や傍線部にある言葉と同じ(または似た)言葉を探し、その周囲を確認します。
また、
「先に問いに目を通してから、本文を読み始めた方が良いですか?」
「本文に傍線が出てきたら、読んでいる途中でも、すぐに解く方が良いですか?」
という質問をよく受けますが、どちらも答えはNOです。
ポイント③ 効率良く問題を解くためには、本文を通読→設問を確認→取り組む(記述)の順序がおすすめ!
質問にあった読み方では、どちらも集中して本文が読めません。
読解の深さは正答率にも影響します。入試問題には、傍線部を読んだ時点で解いてしまうと間違えるように作られているものもあるので、気を付けてくださいね!
次回は、書くための下準備を、さらにくわしくお話ししていきます。


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