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さて、いよいよ「筆者の主張をとらえる」方法です。
せっかくなので、説明文の「テーマをとらえる」キーワード=「良く出てくる言葉」に印を付けながら行きましょう。レッツトライ!
筆者の主張をとらえるためには、まず接続詞に注目しましょう。
特に、「しかし」「だが」「けれども」といった逆接の接続詞
「つまり」「すなわち」「したがって」といったまとめの接続詞は重要です。
次の例文を見てみましょう。

<例1>

ハキリアリは、他のアリのようにどこかからえさを運んで来るのではなく、噛みちぎった葉のかけらを巣に運び、そこでキノコを栽培します。つまり、彼らは農業をするのです。

<例2>

食事を終えると、友さんは自室からその小さな麒麟を持って来て、やすりをかけ始めます。そして消灯の声かけまで、他の入居者さんたちと一緒に大部屋で過ごすのです。粘土遊びによる指先への刺激は、脳の活性化を促し、指先のリハビリも期待できます。
しかし、それ以上に、自由な発想で色や形を創造し、のびのびと感情表現すること、作品を通して生まれた周りの人とのコミュニケーションが、友さんの心を癒やしたのではないでしょうか。つまり、粘土遊びは立派なアートセラピーだと私は考えるのです。

どちらの文章も、逆説・まとめの接続詞の後に、筆者の主張があるのが分かりましたか?
また、「~ではないだろうか」「~と考える(思う)」「~すべきだ」などの強調された文末にも気を付けましょう。ここにも筆者の主張があり、そのまま設問の答えとなることも多いです。
逆説とまとめの接続詞・強調された文末は、要チェックですよ!


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