こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
小学生に送る国語の文章の読み方のアドバイスです。
国語の中でも特に論説文でよく出題される問題に
「( )にあてはまる語としてふさわしいものを選びなさい。」
という形で、接続詞を選択するものがあります。
比較的最初の方に出てくる設問ですし、間違えてしまうと「正しい接続詞ぐらい選べるでしょ?」とおうちの人に言われてしまうこともあるかもしれません。
でも、案外難しいと思っている人もいませんか?
そうですよね、難しいんです。
なぜなら、ちゃんと文章の内容や流れがつかめていないと選べないのですから。
一度、接続詞の種類をおさらいしてみましょう。
・「だから、それで」という順接(前文が後文の順当な原因・理由などになっているもの)
・「しかし、けれども」のような逆接(前文に述べたことから予想される以外の結果が後文に示されるもの)
比較的これらは接続詞の意味がわかりやすいかと思います。
・「また、なお」は前後が並立・添加の関係
・「それとも、または、もしくは」は対比・選択の関係
・「ところで、さて」は話題の転換
ですね。
選びにくいのが
・「つまり、すなわち、要するに、なぜなら」
のように説明・補足の接続詞でしょうか。「つまり、すなわち、要するに」という接続詞の後には前文のまとめ、または他の言葉で言い換えた文章が続きます。「なぜなら」の後には前文の説明、理由が述べられています。
「………(なぜなら)………だからです。」という文末もヒントになりますね。
順接の「したがって」の場合は前文が根拠・理由となって、その必然的な結果が後文に続くので、前文と後文が、「なぜなら」とは反対の働きをしています。
接続詞をあてはめてから答えを書く前にもう一度、違和感がないか、文章を読み直してみてください。接続詞の問題は最初に読むときに自分で「こういう接続詞が入ると文章の流れがおかしくないな」と目途をつけて書き込んでおくとスピーディーに解けますよ。
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