こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。今日は【思考力が伸びる説明文の読み方】についてです。

思考力とは「自分の頭で考える力」のことです。「筆者は、読者に何を伝えたいのだろうか」「つまり、こういうことかな?」と、常に考えながら読むことが重要です。ただ文字を目で追うことではありませんよ。

パソコンやスマホを開けば世界とつながる今、情報の波に流され、本物とニセモノの情報も自分自身で精査し選択していかなければなりません。社会学や言語学、人類学や環境問題や動物の生態の話などなど…、中学受験で出題される説明文には自分の知らない世界の方が多いかもしれません。しかし、知らないから、興味がないから、と逃げることなく【新しい世界が広がる経験】とワクワクしながら読むことが大事です。

ではここで、思考力を磨く読み方を3つご紹介しますね。

①なぜ? と疑問を持って読む(=ていねいに時間をかけて読む)

②筆者の疑問提示とその答えの部分を探す(=接続詞に注意して探す)

③自分の考えをまとめ、実際に文章にしてみる(=記述する)

この3ステップを時間をかけて行なってください。

試行錯誤しながら【筆者と自分の距離を縮めていくこと】が大事です。他人の意見に耳を傾け、これってこういうことかな? とおぼろげながらでも答えが見えるまで、くじけずにやってみましょう。答えだけ写したり、教えてもらっても考えたことにはなりません。自分が正解した答えも、なぜその答えが正解なのか、人に説明できるまで考え抜くことを習慣づけて欲しいと思います。たくさん考え、自分で解決できるまであきらめないこと。思考力は教えて伸びる力ではなく、自分自身が育てる力なのです。