こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今日は【自分の体験をもとに書く時のコツ】についてです。

たとえば、「何かにチャレンジしたことについてあなた自身の体験を書いてください」という問題があったら、みなさんは何から始めるでしょうか。

①まず書きたいことを決めて、どんなふうに書き出すか考える。

②とにかく、急いで書き始める。

比べてみると、どちらが良い方法なのか【自明の理】ですよね。

誰とどんな体験をし、どのように感じ、また経験を通じて学んだことはどんなことだったのか。

言いたいことがブレないように文章全体の構成を考えることが大事です。枠に入り切らない文量を書いてしまったり、字数合わせで結論が唐突になってしまったり、そうしたマイナスの事態を引き起こさないためにも、一番初めに情報整理をしましょう。問題用紙の空白部分に、絶対に書きたいエピソードやキーワードとなる言葉を書き記すなど、工夫するのも良いですね。

体験の文章は、自分しか知らない出来事を他人にわかりやすく伝えなければなりません。相手に興味や関心を持ってもらえるような心配りが必要になってきます。独りよがりにならないよう、起承転結をしっかりと思い描いてから書き出しましょう。

文章を書くということは、言い換えると客観的に自分を見ることができるかということです。言葉や表現方法に興味を持ち、ふだんから知識を増やすための努力が欠かせません。自分の今の気持ちを代弁する言葉を知り、実際にその言葉を使って短文からでいいので、書くことに慣れていきましょう。書く力がつくことで、他者の文章を理解する力も備わってくるはずです。