こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今日は【心情描写の表現】についてです。

感情は大きく分けるとプラスの感情、マイナスの感情に分けることができますね。その際に知らなければならないことが【言い回し】です。

さて、さっそく次の言葉がどんな意味なのか考えてみてください。

「竹馬の友」「馬があう」「気が置けない」「水魚の交わり」

そう、これは親しい仲で使われる表現ですね。では、こちらはどうでしょうか。

「犬猿の仲」「水と油」「そりが合わない」「折り合いが悪い」

言わずと知れた、仲が悪いことの表現ですね。「けんもほろろ」や「とりつく島もない」も、覚えておくといいでしょう。

「とりつく島もない」とは、まったく相手にしないこと。話を取り合おうともしない様。きっかけがつかめない、頼れるところがない、という意味です。広い海で、たどり着く島がなかったら不安ですよね。ちなみに「とりつく暇もない」は間違いです。「暇」と「島」が似ているために取り違いやすいのですが「暇」ではないので注意してください。

慣用句や四字熟語だけを覚えても、本当に理解したことにはなりません。言葉を単体で覚えるのではなく、用例を理解して実際に自分で文章を書いてみることが大事です。わかった気になっても使いこなせないのでは【無用の長物(むようのちょうぶつ)】、意味は役に立たない、です。似た表現で【月夜に提灯】がありますね。

言葉を覚えるコツは【習うより慣れろ】です。人に教わったり本で学んだりするより自分で実際にやってみた方が身につく、が王道でしょう。