こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

 

今年の8月にアメリカのハワイ島やマウイ島で大規模な山火事が発生し、110人以上の方が亡くなり、少なくとも2200棟以上の建物が損害を受け、大きな被害が出ています。焼けた面積は8.8平方キロメートルでおよそ1辺が3kmの正方形の面積ぐらいの広さです。

 

山火事はどのようなことが原因で起きるのでしょう。

実は日本と海外では原因が異なります。

日本の場合、山火事が起きる7割は空気が乾燥する冬から春にかけて起き、年間約1200件の山火事が発生しています。1日に約3件起きている計算になります。こんなに多く発生しているとは意外です。そして原因ですが、「たき火」が約30%で最も多く、「火入れ(野焼き)」が約17%、「放火」が約8%、「たばこ」が約5%、「火遊び」が約2%、…となっており、ほとんどが人間の不注意によるものです。落雷などの自然現象が原因のものはほとんどありません。

 

ところが海外では、自然発火が主な原因となっています。記録的な熱波が各地を襲い、高温で乾燥した状態が続く所が多く、最高気温が45度を超える国もめずらしくありません。

自然発火は一般的に、森林内につもった枯れ葉や枯れ草がこすれ合って起きます。周りの木々に燃え広がり山火事を引き起こす原因となり、一度発生すると何週間も燃え続けることが少なくありません。

 

8月に発生したアメリカのハワイ島やマウイ島で発生した山火事の原因は、強風で切れた送電線が原因と見られています。

 

みなさん、火の後始末にはご注意ください。