こんにちは!個別グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。

今日は【要旨が苦手な人の共通点】についてです。要旨とは、説明文において作者が一番言いたいこと。物語文や随筆文では【主題(テーマ)】ともいいます。作者が伝えたいことは「題名」にもヒントが隠されていることが多いのですが、文章読解が苦手な人には、総じて、ある共通点が見受けられます。それは【主語・述語】や【係り受け】がわかっていないということです。文章をどんなにゆっくり読んでも内容が頭に残らないのは、そのせいといっても過言ではありません。

では実際に以下の文で試してみましょう。

 

なわとびが苦手な人に対しては、本やYouTubeからの情報も有益でしょうし、失敗したらカッコ悪いとか、みんなの前で飛ぶことへの恐怖心を払拭(ふっしょく)する心理的なアドバイスも必要かもしれません。しかし、人から教えてもらうこと以上に大事なことは自分自身が納得いくまで練習することです。手の回し方、ジャンプのタイミングなど、まずは小さい事から始めるといいですね。やりとげるには体力や気力、集中力も必要です。できるようになるまで続ける。王道ですが、それが上達のヒケツといえるでしょう。

 

さて、「大事なこと」の述語は何になるでしょうか?

説明文で要旨をつかむためには、筆者が一番伝えたい文を見つけることです。修飾やたとえが多いと文章の海に投げ出され、まどわされがちになりますが、そんな時こそ主語と述語に注意してください。段落ごとに大事な文を探し考えながら読むこと、を常に心がけましょう。