こんにちは!個別指導グノリンクの『小学生の君に送る60秒コラム』を読んでくれてありがとう。
小学生に送る国語の文章の読み方のアドバイスの続きです。

「文章を〇個に分けたときに、二つ目の段落の最初の五文字を書きなさい。」というような形で場面分けを問われることがあります。実は直接聞かれた場合ではなくても、物語文を読むときに上手に場面分けをすることは話の流れを把握するのにとても有効なのです!
では、場面分けとは、何に注目してやっていけばいいのでしょうか。
皆さんにはぜひ、以下の四つのポイントを気にしてほしいのです。

①時間
何年も経っていることもあれば、同じ日の中でも時間があいていることもありますね。「放課後」とか「その日の夜」など具体的に書いてなくても「とっぷり暮れたので」というような表現でも時間の経過を読み取ることはできます。

②場所
これはしっかり読めば比較的気付きやすいポイントだと思います。
「図書館で」や「川の側で」など、場所が変わった時にもさっと線を引いておきましょう。

③登場人物
これも押さえやすい変化ですね。新たに誰かがやってきたときには、名前と共にチェックです。

④状況や感情の変化
ほとんどの物語文で、登場人物たちの気持ちは変化していきます。皆の気持ちが最初から最後まで全く変わらないなんてお話、読んだことないですよね。最初とは全く違う気持ちが芽生えたり、さらに感情が盛り上がったり。まさに物語文の醍醐味と言えるところでしょう。

最初からこの四つを心にとめて文章を読んでみてください。
読み終わったときには場面分けができあがっていますよ!

(669字)